CDTクラフトデザインテクノロジーというこだわりのステーショナリーを販売するブランドはご存知だろうか。正直格好良いという言葉しか当てはまらない。
サイトはこちら >>> http://www.craftdesigntechnology.co.jp
やはりサイトもめちゃくちゃ格好良い。正直、こんなに見づらいサイトは無いぐらい見づらく、ほしい情報にたどり着く事のできない役に立たないサイトだと思うのだが、主張したいのはデザインなのだろう、間違いなく格好良さは凄いと思う。
既存の職人とのコラボで作られる様々な商品は、性能と機能美がマッチして飾っておくだけでも満足できるという見栄え、とりわけ私はハサミにやられた。
今回紹介するのはハサミでは無くて、朱肉だ。朱肉っていうのは地味な存在である。地味な癖に使用頻度は実は結構高い。なのに、この何処にでもあるデザインの朱肉しかなかったのが不満で捺印は嫌いな作業だった。
本格的な練朱肉を使うほどじゃないけれど、それなりのデザインの朱肉がほしいと思っていたのは私だけではないはず。そして出会ったのがこのCDTの朱肉だ。
雑誌で見かけた「世界一美しい朱肉」というキャッチフレーズが気になっていたものの、現物を手にする縁には至らず、忘れかけていた時に、大阪は梅田の万年筆専門店にてとうとうこの美しい朱肉に出会ったのである。
半透明なケースの中で浮遊している朱色がくず餅の様な涼しいイメージ。聞けば、製造はこれまた今まで使っていたものと同じハンコ・スタンプの老舗ブランドであるシャチハタが作っているそうだ。
何時も使っているシャチハタの朱肉がこの変わり様、まさに性能と機能美のコラボ。インクがなくなれば、シャチハタの朱の油が利用できる。
引き出しの中の見えない場所が定位置だった朱肉が、デスクの上の見える場所へと移動したのはいうまでもなく、捺印作業が楽しめる様になった事も付け加えておこう。